ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)

 

暗号通貨時価総額ランキング第3位のビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)について

(2017年8月30日時点)

https://coinmarketcap.com

 

ビットコインキャッシュ誕生の経緯

 

ビットコインの取引量増加により取引スピードが落ち、手数料が高騰してしまっている問題(スケーラビリティ問題)を解決するために、話し合いが行われてきました。

しかしながら、ブロックチェーンは中央集権ではないため、長らく意見がまとまらない状況が続いてきました。意見対立は大きく分けて2つの勢力に分断していました。

1つは、ボランティアでビットコインの開発に携わっているコア開発者という勢力。もう1つは、ウ・ジハン氏を中心とする中国マイナー勢です。

結果的に両社は合意を得ることができず、2017年7月18日にウ・ジハン氏は、ビットコインブロックチェーンを8月1日の日本時間21:20にハードフォーク(ビットコインとは互換性のない分岐)をさせ、新しい仮想通貨ビットコインキャッシュを立ち上げると宣言しました。

 

ビットコインキャッシュ公式サイト(https://bitcoincash.org)に書かれている内容

 

ビットコインキャッシュ公式サイトに記載されている大切なポイントをまとめると、大きく分けて以下4つに分類されます。

①2017年8月1日12:20(協定世界時21:20)にビットコインブロックチェーンをハードフォーク(互換性のない分岐)する

②分岐と同時にビットコイン所有者はビットコインキャッシュも所有する

③取引所は「ViaBTC」と「KEX」(いずれも中国の取引所)、ウォレットは「Bitcoin ABC」と「Electrum cash」であり、今後、取引所もウォレットも拡大していく予定であること。

④「よくある質問(FAQ)」は、スケーラビリティ論争を合意できなかった経緯と分岐の理由(反対派への愚痴)

 

 

ビットコインビットコインキャッシュの違いは?

 

公式サイトには、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCC)の特徴として以下3点が挙げられています。

①ブロックサイズの上限を8MBまでに拡大する(本日時点、本家ビットコインのブロックサイズは1MB)

②リプレイワイプアウトプロテクション(Replay and Wipeout Protection)により、BTCとBCCは2度とまじわることなく、安全かつ平和的に共存する

③リプレイ保護技術として、ハードウェアウォレットセキュリティの向上のための入力値署名や二次ハッシュ問題の排除など更なる利点を備えた新たな取引タイプを導入する。

 

ビットコインキャッシュにおいてはまだまだ誕生したばかりです

今後の動きに注目したいですね。